弁護修習を終えて

藤田 秀人 (修習生)

 2011年11月末より2ヶ月間、当事務所で司法修習生としてお世話になっておりました。私は当事務所で主に本田先生の打合せや、訴訟などに同席をさせて頂きましたが、同席の際、「弁護士の卵」とご紹介いただいておりました。そう言われても、依頼者の方々からすればよく分からない人物に過ぎなかったことと思います。性質上デリケートな案件が多くある中、それにも関わらず皆様が同席をご許可くださったのは、即ち本田先生に対する信頼があったからこそであったと思います。

 本田先生が依頼者の方々から寄せられる信頼をいわば利用させていただき、世の中には今まで知ることのなかった不条理、不合理が多く存在しているのだということ、そしてそれに依頼者の方と共に立ち向かう弁護士という職務を実感する2ヶ月間でした。本事務所報がお手元に届く頃には卵ではない「弁護士」となるべく、(卵が餌を食べるのかという問題はさておき)当事務所での貴重な経験を糧にさせていただきたいと考えております。

 末筆ながら修習にご協力いただいた本田先生をはじめ川崎総合法律事務所の先生方、事務局の皆様に心から御礼申し上げます。