菊池の独り言

2006年10月の更新

法曹人口 2006.10.11

 近年司法試験の合格者数が増えています。私が司法試験の勉強を始めたころは合格者が1年間に500人の時代でしたが,私が合格した年には1,000人に増加していました。今年は新司法試験の合格者が1,000人,旧司法試験の合格者が500人で合計1,500人が合格することになっています。
 なぜ国が司法試験の合格者を増やしているかと言いますと,その理由として国は弁護士が都市部に集中して地方には少ないからであるとか,裁判官や検察官の数も足りないということをあげていました。
 では法曹人口を増やして地方に弁護士が増えたかというとそうはなっておりません。弁護士会も地方に公設事務所を作ったりいろいろとやってはおりますが,抜本的な解決には至っていない現状です。それどころか,都市部に就職を希望する司法修習生が続出して就職できない人も出始めているという話を耳にしました。
 また,新規に国が採用する裁判官や検察官も司法試験の合格者が増えているほどには増えておりません。
 これでは国策がうまくいっているとはいえません。先日,司法修習生の卒業試験(通称「二回試験」)の発表がありましたが,合格できなかった人が107人もいたということでした。私のころが20人程度でしたから激増しているといえます。
 このままでは勉強が不十分なまま法曹資格を得てしまう人がたくさん出てしまい,結果として市民サービスが低下することになってしまうのではないかと心配です。

posted by 菊池 博愛 | | Comment (0)

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